伝統軸組工法とは、建築構造の木構造のひとつです。日本で古くから発達してきた「伝統工法」をさらに発展させた工法です。従来の工法(木造枠組壁工法)はフレーム状に組まれた木材に合板等を打ちつけた壁や床で支える構造であるのに対し、
伝統軸組工法は柱や梁などの「軸組」で支えるのが特徴です。継手・仕口・ほぞ・ほぞ穴を利用した接合方法と、柱の途中に穴をあけ、貫(ぬき)と呼ばれる構造材を横に通す「貫工法」も特徴的です。これらは木の粘り強さを生かした日本古来の「柔構造」です。
また、金物(釘・ボルト・プレートなど)をなるべく使わない工法ですので、腐りや錆などが少なく、家全体の耐用年数も非常に優れています。様々な建築工法の中でも一番レイアウトの自由度に優れており、狭小地や変形地などにも建築可能、
逆に長大空間の確保も得意とします。
大五郎建設は古くは宮大工からの流れを受け継いでおり、繰り返される地震や天災を何度も乗り越え、その度に創意工夫が成されてきました。技術とは大工棟梁が代々受け継ぎ、発展させてきたものであり、現在はこの「伝統軸組工法」に「外断熱」や
「二重通気工法」、「エアー断震システム」などの最新技術を盛り込み、さらに昇華させています。
風土に適した無垢の国産材をはじめ、自然素材を使用、環境と自然のサイクルを大切に、地産地消をコンセプトに広く活動しています。 住まう人の健康と幸せを願って、代々受け継いできた宮大工の技と心を守リ伝え、新しい時代を先取りできる家造りに取り組んでいます。
シックハウス(病気の家)症候群とは、アメリカなどで「シックビルディング症候群」と呼ばれ、レジオネラ菌の汚染による肺炎の発症などにより社会問題化した事件が発端となっています。室内の空気汚染を原因とした不快感や、健康障害(目のチカチカやめまい、頭痛、咳、倦怠感 … など)その場所にいる時だけに症状が現れ、汚染場所から離れると症状が消えたり軽減し、汚染場所へ戻ると症状が重くなったり再発が認められたりします。シックハウス症候群の増加などにより現在、住宅の機械換気設備の設置が義務付けられました。 自然換気・機械換気など部屋にあった換気方法、又、部屋の間取りについても窓などを有効に活用できる、風通しの良い設計を心掛ける事と発生源になるような素材を使わない事が大切になります。自然素材の木を使うという事はこの条件にぴったりと当てはまり、以下のような効果が期待されます。