古民家鑑定士とは、一般財団法人職業技能振興会により、古民家の評価をすることを目的に創設された資格です。 古民家鑑定士は、築50年以上の日本の住宅で使われていた伝統的な構法(伝統構法)並びに在来構法を理解し、そこに使用される伝統的な資材に精通し、 古民家で培われた日本の気候風土に合った持続可能な住環境を次世代に継承していく為の知識と経験を兼ね備えなければいけません。 その為には、解体された古民家などの建物から産出される木材や瓦、その他の資材を建築分野において再活用するための専門的な知識を身につけ、持続可能な建築物の調査、 再活用の提案を行う事を業とし、未来の子ども達に残すべき日本の住文化を守り、活かし、伝えていくことが大事です。 ユーザーに解りやすく伝え、古民家を調査し、古民家鑑定書を発行する業務を担います。
残すべく築50年以上の伝統構法の古民家並びに在来構法の木造住宅を実際に鑑定し、耐久性や希少性、文化的な住環境の保存などの総合的な判断基準に基づき古民家鑑定書を発行し、 このような築50年以上経った古民家に対して新たな価値の創造をおこない、ユーザーに提案していくことを業とする。
築50年以上の木造住宅の移築や再生事業で再活用可能な住文化をユーザーへ提案すると共に、築50年以上木造住宅の流通経路を構築し、適正価格での古民家や伝統資財の流通システムを伝統資財施工士と協力し構築していくことを業とする。
古民家が長期耐用住宅であることをユーザーへ伝え、可能な限り残していけるように社会的認知の促進を図り、合わせて伝統資財を活用した住宅、店舗の設計、施工などの提案をおこなっていく事を業とする。
古民家鑑定とは、一般財団法人職業技能振興会が認定する古民家鑑定士が、築50年以上の古民家を独自の調査項目により目視鑑定するものです。 古民家鑑定を行うと古民家鑑定書(古民家の鑑定結果を書面にしたもの)が発行されます。 また、古民家鑑定は古民家情報サイト『古民家住まいる』で採用されており、古民家鑑定を行った物件は『古民家住まいる』へ掲載できます。
古民家鑑定を実施した後、古民家鑑定士より「古民家鑑定書」をお渡しいたします。古民家鑑定書には、主に下記の3点についての情報が詳細に記載されています。 古民家の現在の状態、今後どういったメンテナンスを行っていくのか、どこを改修すれば良いかなど、古民家の「今」だけでなく「将来」についても知ることができる内容となっています。
現在の古民家のコンディションが複数の観点から評価されます。これにより修繕すべき箇所や、再生・移築を行う際のポイント、解体することになった際も、古民家に使用されていた材のリサイクルが可能か等の把握が行えます。
古民家を長く使って頂くために必要なメンテナンスについて記載されます。今後必要になってくるメンテナンスやコストを把握することにより、長く使って頂く上での計画に役立ちます。
住宅履歴書とも呼ばれ、住宅の修繕履歴あるいは定期点検の結果などを記録した履歴簿のことです。修繕情報を記録することにより、将来の修繕計画の立案および工事の実行に有益な情報となる他、資産価値の維持にも繋がります。
下記リンクより、受講・受験願書PDFをダウンロードし、印刷してください。
1枚目と2枚目に記載されている「受講・受験要項」をお読み下さい。3枚目の「受験願書」をご確認いただき、下記記入例を参考に記載して下さい。
受講・受験料をお支払いいただき、振込明細のコピーを「受講・受験料払込の証明」(4枚目)に全面のりづけし、貼り付けて下さい。
※インターネットからお支払いされた方はスクリーンショット画像(画面コピー)を貼り付けて下さい。
※テキスト(消費税・送料込6,780円)は講習・試験までにご購入いただき、必ず会場へご持参下さい。
テキストをお持ちでない方は6枚目の「古民家解體新書Ⅱ 注文書」よりご注文ください。
受講・受験願書の記入漏れが無いことを確認し、受験願書と受講・受験料払込の証明(3枚目と4枚目)を郵送します。
※受験願書受付は、講習日(もしくは試験日)の一週間前までです。
書類送付先・お問い合わせ先
〒151-0051
東京都渋谷区千駄ヶ谷5-16-6 パレ・ジュノ3階
一般財団法人職業技能振興会
TEL/03-3353-9181
FAX/03-3353-9182
受講・受験願書の郵送後、1週間程度で受験票が郵送されます。受講・受験当日は、受験票を必ずお持ち下さい。
※1週間経過後も受験票が郵送されない場合はお手数ですが一般財団法人職業技能振興会までお問い合わせ下さい。
※受験願書受付は、講習日(もしくは試験日)の一週間前までです。
お問い合わせ先
一般財団法人職業技能振興会
TEL/03-3353-9181
FAX/03-3353-9182